時代と共に変化する便利家電。その中でも食洗機(食器洗い乾燥機)はドラム式洗濯機とロボット掃除機に並び「新・三種の神器」と言われるほど近年ユーザーニーズの高い住宅設備家電です。これを読んでいる皆さんも「誰かこの食器を洗ってくれたらな~」と思ったことはありませんか?食洗機はそんな食器洗いから解放してくれるとっても便利なアイテム。共働き世帯が増えてきている近年、家の設備としてはスタンダードになってきたのではないでしょうか。
中でもフロントオープンタイプの食洗機が最近特に注目を浴びてきています。
1.食洗機について
そもそも食洗機とは「食器洗い乾燥機」と言い食器や調理器具などを洗浄するための家電製品のことを言います。人の手では扱えない高温のお湯と専用の洗剤で食器を高圧洗浄してくれるため、高い除菌効果も期待でき手洗いよりもきれいに洗えるのもポイント。乾燥までしてくれるのでキッチンが片付いて見えるのもうれしいですね。
さらに食洗機には「フロントオープン」と「スライドオープン」2種類のタイプがあります。この2種類の違いや特徴により、向いているご家庭・向かないご家庭に分かれるみたい…!食洗機を導入した後に「な~んか思ってたのと違うな~」とならないよう、自分たちのライフスタイルや好みにどちらの食洗機がマッチするか検討してみてください。
2.フロントオープン食洗機とスライドオープン食洗機の違いと特徴
(1)フロントオープン食洗機
「フロントオープン食洗機」とは、前扉を手前に倒すように開けカゴを引き出して食器を出し入れする前開きタイプの食器洗い乾燥機のこと。食器を入れるカゴは上下二段になっておりそれぞれ別々にスライドして引き出せます。上から脇からどの角度でも食器を入れやすくスライドオープンにくらべて大容量なのが特徴です。
写真:[Panasonicフロントオープン食洗機]
サイズは2種類。幅45cmタイプと、幅60cmタイプがあります。メーカーによりますが、45cmタイプは8人分の食器が収納でき、60cmタイプは12人分の食器が収納できるみたい!この大容量さが人気のようです。またフロントオープン食洗機は上下のノズルで庫内をまんべんなく高温のお湯を強い水圧で洗浄するため洗浄力も期待大なのだとか!
そんないいこと尽くしのフロントオープンですが、大容量な分スライドオープンの食洗機にくらべて光熱費が高くなるというデメリットも…。手洗いよりは節水にはなるようですが、家族の人数や1回の食事で使う食器量によっては都度使うのにはもったいないと感じる方もいるかもしれません。
こんなご家庭にオススメ!
調理器具と食器量が多くなりがちな夕食の後だけ食洗機を使いたいご家庭や2世帯や3世帯などの大家族なご家庭は大容量のフロントオープンがオススメ!洗う時間と光熱費の節約につながります。幅60cmタイプだとかなりの大容量なので、その日使った食器を1度にまとめてあらう、などの使い方ができます。1回の使用に対してのランニングコストは高めですが、まとめ洗いにすればむしろ節約に!
食器のまとめ洗いに抵抗がない方や、共働き世帯のご家庭にオススメの使い方です。
サイズは2種類。幅45cmタイプと、幅60cmタイプがあります。メーカーによりますが、45cmタイプは8人分の食器が収納でき、60cmタイプは12人分の食器が収納できるみたい!この大容量さが人気のようです。またフロントオープン食洗機は上下のノズルで庫内をまんべんなく高温のお湯を強い水圧で洗浄するため洗浄力も期待大なのだとか!
そんないいこと尽くしのフロントオープンですが、大容量な分スライドオープンの食洗機にくらべて光熱費が高くなるというデメリットも…。手洗いよりは節水にはなるようですが、家族の人数や1回の食事で使う食器量によっては都度使うのにはもったいないと感じる方もいるかもしれません。
こんなご家庭にオススメ!
調理器具と食器量が多くなりがちな夕食の後だけ食洗機を使いたいご家庭や2世帯や3世帯などの大家族なご家庭は大容量のフロントオープンがオススメ!洗う時間と光熱費の節約につながります。幅60cmタイプだとかなりの大容量なので、その日使った食器を1度にまとめてあらう、などの使い方ができます。1回の使用に対してのランニングコストは高めですが、まとめ洗いにすればむしろ節約に!
食器のまとめ洗いに抵抗がない方や、共働き世帯のご家庭にオススメの使い方です。
(2)スライドオープン食洗機
写真:[写真AC]
スライドオープン食洗機は、システムキッチンに取り付ける食洗機では主流の食器洗い乾燥機です。引き出し式の扉をスライドして上から食器を入れていきます。箱型で上から食器を出し入れする構造のため、フロントオープンの食洗機に比べかがむ動作がなく、足腰に負担がかからないのがポイント。サイズは浅型タイプと深型タイプがあり、こちらもメーカーによりますが浅型タイプで5人分、深型タイプで6人分の食器が入るイメージ。とても省エネなのが人気の特徴です。さらにスライドオープンの場合は食洗機の下に引き出し収納がつくことが多いため、キッチンの収納量が増えるのもうれしいですね。
こんなご家庭にオススメ!
箱型で上から食器を出し入れする構造のため、足腰が不自由な方やかがむ動作が苦手な方にオススメ!また、核家族世帯などで食事のたびに食洗機を使いたいご家庭にオススメです。とても省エネなので、食事のたびに気兼ねなく使えますよ。
3.食洗機の注意点
洗濯機で洗うのに不向きな衣類があるように、洗濯機で洗うのに不向きなお皿や調理器具があります。食洗機は人の手では扱えない高温のお湯を強い水圧にして食器を洗うため、カットガラスや薄いガラスなどの食器、漆塗りの食器やプラスチック製品の容器などは食洗器が不向きなことが多いので注意が必要。食器や調理道具を新しく購入する際には「食洗機OK」かどうかを必ずチェックしましょう。
さらに食洗機には「食洗機専用の洗剤」しか使えません。普段使っている中性洗剤を入れてしまうと泡立ちすぎて洗剤の泡が食洗機からあふれてしまい大惨事に!故障してしまうので、食洗機用の洗剤以外入れないようにしましょう。食洗機用の洗剤はスーパーやドラックストアなどで簡単に手に入るので安心してくださいね。
4.食洗機のお手入れ
食洗機を長く清潔につかうために毎回したほうがよいお手入れと、ときどき行ったほうがよいお手入れについてまとめてみました。
(1)毎回したほうがよいお手入れ
食洗機を使ったあとは「残菜フィルター」のお掃除をしましょう。食器や調理道具に付着していた残菜汚れは、食洗機の水圧で残菜フィルターに集められます。この残菜汚れを放置するとニオイやカビの原因につながり衛生上よくありません。お掃除と聞くと身構えてしまいますが、この「残菜フィルター」は簡単に取り外すことができるので簡単にお手入れできるので安心してください。歯ブラシなどの柔らかいブラシで都度汚れを落とし清潔にしておくと良いでしょう。
食器についた残菜は、食洗機に入れる際に気づけたらある程度とっておくとお掃除がさらに楽になるのでオススメです。
(2)ときどき行ったほうがよいお手入れ
ときどき、月に1回ほどのペースで食洗機の中にある「排水カバー」を洗いましょう。残菜フィルターほどではないですが定期的に掃除をしないと目詰まりし、洗い上がりの悪さやニオイ・カビの発生、水漏れの原因になってしまいます。
また、ノズルやヒーターパネルの汚れ掃除やカゴなどにキズがないかのチェックもかねて庫内をきれいな布巾で拭きあげましょう。排水カバーのお手入れついでにこちらも月に1回行うのがオススメです。
こまめなチェックで清潔に使い、食洗機の長持ちにつなげましょう!お手入れの仕方などはメーカーや機種によって取扱説明書に記載されておりますので要チェックです。種類にあわせたお手入れを継続しましょう。
5.まとめ
フロントオープン食洗機と、スライドオープン食洗機の違いと特徴からオススメのご家庭についてまとめてみました。「食器を洗ってくれる便利な家電」の食洗機ですが、大きさと種類によって使い方にも違いがありました。最近はフロントオープンタイプの食洗機が注目され、各キッチンメーカーでそれぞれ取り扱っているフロントオープン食洗機をショールームに展示するようになってきました。もちろんスライドオープンタイプの食洗機も展示しているので、ぜひ実物を見て自分たちのライフスタイルに合う食洗機かどうか、食洗機のある新しい生活をイメージして検討してみてください。
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