高気密の住まいはアレルギーになる?
営業の渡邊です。今回はこちらの話題にフォーカスしたいと思います。
先に答えを言うと中途半端な気密断熱住宅ではアレルギーの原因となり得ます。しかし、超高気密高断熱で換気空調湿度管理された住まいはアレルギー対策が可能です。つまりアレルギー改善に良い住まいとなると言えます。よって超高気密高断熱はアレルギーの原因という事は大きな間違いです。アレルギーの主な原因はカビとダニだという事は現代は広く知られています。
*東京都保健福祉局より引用
先に答えを言うと中途半端な気密断熱住宅ではアレルギーの原因となり得ます。しかし、超高気密高断熱で換気空調湿度管理された住まいはアレルギー対策が可能です。つまりアレルギー改善に良い住まいとなると言えます。よって超高気密高断熱はアレルギーの原因という事は大きな間違いです。アレルギーの主な原因はカビとダニだという事は現代は広く知られています。

住宅建設事業者としてできる事は、室内環境を良くする事です。
超高気密高断熱にすると室内の換気を適切に入れ替える事が可能となります。中途半端な気密住宅では必要な換気が出来ずカビが増殖しCO2濃度も高い住まいとなってしまうのです。

カビが最も多い場所
家の中で最もカビが多いとされる場所はユニットバスと言われます。ユニットバスは住まい手が清掃できる事で超高気密高断熱で全館空調された住まいはユニットバスの乾燥も早くカビが繁殖しにくい環境を作る事が可能となります。

エアコンの内部も負けてはない・・・
エアコンは業者に数年に一度毎に分解清掃してもらうと良い対策となります。超高断熱高気密の住まいはエアコン1,2台で家全全体を全館空調する事が可能です。またダクトがないタイプの24時間換気空調なら分解清掃のコストも安く住まわれてからの維持管理がしやすいです。
一般的な全熱交換型の換気
全館空調はダクトをまわすタイプですのでダクト内部にカビが滞留しやすいものです。
①外部→②フィルター→③熱交換→④空調→居室
という流れですが一番危険な場所は④の空調から居室間にあるエアコンとダクト内部です。
このような状態の空調機からダクトを通過してお部屋に空気が来ているのですが、24時間換気で綺麗な空気がという気分には到底なれませんね・・・
①外部→②フィルター→③熱交換→④空調→居室
という流れですが一番危険な場所は④の空調から居室間にあるエアコンとダクト内部です。

このような状態の空調機からダクトを通過してお部屋に空気が来ているのですが、24時間換気で綺麗な空気がという気分には到底なれませんね・・・
カビが好む環境
20℃~35℃と人間の住環境とまる被りです。また湿度においては70%以上とされています。その他栄養源があれば繁殖できてしまいます。
つまり温度は仕方ないとしても湿度コントロールできる超高気密高断熱なら発生要因の湿度を阻害できるのです。
また他栄養源は普段の清掃により発生密度を低下させることが可能です。この住まい方は一般的な気密住宅では不可能な住まい方です。


高性能住宅室内のアレルゲン量の比較
高性能住宅入居前→入居後の室内のアレルゲン量の比較を日本臨床環境医学会の資料より引用します。
調査対象は,群馬県,栃木県,埼玉県,東京都内の調査に同意が得られた 33 世帯とし,空気清浄機能を搭載する全館空調システムを設置した住宅(アレルギー対策住宅)と,この住宅に転居する前の住居において室内アレルゲン量の実測と居住者のアレルギー症状に関する検診を行う。転居後の住宅は,同一の住宅メーカーによって建設された同仕様の空調・換気システムが設置されており,断熱性能や気密性能もほぼ同等である。転居前の住居は調査対象により異なるが,木造や軽量鉄骨造の賃貸アパートが多く,その他,築 20 年以上の戸建て住宅などが含まれる。
(新築住宅はUa値0.5程度C値0.5~0.9の高気密高断熱住宅)
高気密高断熱住宅への転居後3か月未満では有意なアレルゲンの低下は見られないが4か月以降経過すると55~70%の居住者がアレルゲン量の低下による症状の改善が確認できた。
調査対象は,群馬県,栃木県,埼玉県,東京都内の調査に同意が得られた 33 世帯とし,空気清浄機能を搭載する全館空調システムを設置した住宅(アレルギー対策住宅)と,この住宅に転居する前の住居において室内アレルゲン量の実測と居住者のアレルギー症状に関する検診を行う。転居後の住宅は,同一の住宅メーカーによって建設された同仕様の空調・換気システムが設置されており,断熱性能や気密性能もほぼ同等である。転居前の住居は調査対象により異なるが,木造や軽量鉄骨造の賃貸アパートが多く,その他,築 20 年以上の戸建て住宅などが含まれる。
(新築住宅はUa値0.5程度C値0.5~0.9の高気密高断熱住宅)


室内環境を良くするために
室内環境を良くするために必要な事は
①超高気密高断熱
②適切な24時間換気計画
③ダクトの無い(少ない)全館空調計画
④お掃除しやすい事
が大切だと考えます。
次回はダニ編です。
参考:東京保健福祉局
:日本臨床環境医学会環境アレルギー分科会資料
①超高気密高断熱
②適切な24時間換気計画
③ダクトの無い(少ない)全館空調計画
④お掃除しやすい事
が大切だと考えます。
次回はダニ編です。
参考:東京保健福祉局
:日本臨床環境医学会環境アレルギー分科会資料
福島県・郡山市・須賀川市・白河市で住まいづくりをお考えの方へ
R+house郡山南店のお役立ち記事「高気密高断熱住宅はダニアレルギーになる? 現代の住まいとアレルギーの関係『カビ編』」をご紹介致しました。
R+house郡山南店は福島県・郡山市・須賀川市・白河市の注文住宅を手がけております。住まいづくりのご検討をしていましたら、お気軽にお問い合わせください。
R+house郡山南店は福島県・郡山市・須賀川市・白河市の注文住宅を手がけております。住まいづくりのご検討をしていましたら、お気軽にお問い合わせください。