壁量計算結果（許容応力度計算・3次元解析・耐震等級３）
1階X方向2.76倍　１階の水平方向
1階Y方向2.23倍　１階の垂直方向
2階X方向3.50倍　２階の水平方向
2階Y方向3.34倍　２階の垂直方向
建築基準法に対して2.23倍の強度を許容応力度計算・3次元解析によって確認できました。
許容応力度計算・3次元解析といった高度な計算により耐震等級3を余裕で超える耐震性能を標準施工でご提供しております。 

2025春頃見学会予定です。

どの様に暮らしたいのか？を突き詰めた結果N様邸は２階リビングを選択した。
周囲の視線を気にせず抜け感のある住まいを考えていた、建設地は分譲地、目の前には建設会社の重機置場があったりするので朝には窓を開けるのは気が引ける場所でした。
幾度と繰り返したライフスタイルインタビューから輪郭が明らかになったこと・・・
N様のご要望
①柱壁の少ない開放的なリビング（大型ソファーが設置できる）
②窓からの抜け感があるリビング
③周囲の視線を気にしなくてよく明るいリビング
④娘さんがバレエの練習ができる空間
⑤どこかで見たことがあるような家はNG
⑥性能（断熱・気密）は絶対！
⑦耐震性能は絶対！
２階リビングに思考が至るまでににはメリットデメリットの検討で数度の打ち合わせを繰り返した結果、２階リビングの採用となった。　
２階リビングの懸念事項は
①老後の問題
　幅広階段で昇降機の設置できるようにしておくプラン。
②大きな荷物家電の上げ下ろし
　一部スノコ床にて電動ウインチで重量物を上げ下ろしができるようにした。
③家族の気配や帰宅時気づきにくい
④生活の上下回数と導線
　朝起きて就寝するまでを検討、致命的な変化はなかった
⑤夏暑くなるのではないか
　性能的に問題ない
など・・・N様と一緒に時間をかけて検討を重ねた・・・

＊間口4550ｍｍの大開口のリビングのイメージ画像

コスパよく耐震等級３を取得するだけなら壁倍率2.5～4倍程度の耐力壁を外周に多く配置し、室内では壁倍率3.6倍程度の筋交いや柱を追加すれば事足ります。　ただし設計の自由度は大幅に低下し、制約が増えてしまいます。

構造計算（3次元解析）で耐力壁（５倍超～）を設計する為、一般的な壁量計算（品確法計算）と違い少ない壁でも大開口空間を設計し易い構造としています。
今回は最大で13.6倍の耐力壁の計画をして２階リビングの大開口空間を実現しました。

大空間を設計すると問題は『水平構面』です。ダンボール箱でイメージすると蓋面・底面の部位が水平構面です。　蓋を閉じると非常に強い箱となり重ねることもできますね。　建物も同じように大開口設計する上で『水平構面』の強度が非常に重要です。　水平構面を強化すると必要な壁を減らすことが可能となります。　

『福島県郡山市・須賀川市で設計自由度の高い大開口空間を耐震等級３で建てるなら気を付けるべき事』を解説いたしました。　
『耐震性を高めると設計の自由度が落ちる』なんてお考えで張りませんか？
ただ間取りを書いているだけでは耐震性と設計の自由度の両立はできません！
今回はこちらの２点を解説いたしました。
■大開口空間を設計するなら必須の耐震性『耐力壁』
■大開口空間は特に『水平構面』の強度が大切
R+house郡山南店は福島県郡山市・須賀川市・白河市で許容応力度計算・3次元解析といった高度な計算により大開口空間の注文住宅でも耐震等級3を余裕で超える耐震性能を標準施工でご提供しております。 　詳しくは、個別勉強会などお申込みください。